「存龍」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ぞんりゅう/存龍
—慶安二年(一六四九)五月七日。本蓮社還誉。川越蓮馨寺八世。紀伊国小倉(和歌山市)の人(『総系譜』では相模国の人)。姓は津田氏。はじめ伊賀大善寺の敬誉の弟子となり、後に紀州光恩寺の信誉慧伝のもとで修学した。常に般舟三昧を修して怠ることがなかった。川越蓮馨寺に晋山した後は大衆を大いに教化した。
【資料】『鎮流祖伝』(浄全一七)、『総系譜』『浄源脈譜』(共に浄全一九)、『川越蓮馨寺志』(浄全二〇)、「蓮馨寺歴代略記」(『埼玉叢書』四、国書刊行会、一九七〇)
【執筆者:石川達也】