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「桑門」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:28時点における最新版

そうもん/桑門

出家修行者のこと。Ⓢśramaṇaの音写語。沙門とも音写するほか、勤息ごんそく、静志などと意訳する。翻訳仏典においては沙門が頻出するが、日本においては桑門が比較的多く用いられた。その場合、名利を捨て出家したひじり遁世僧を意味する。本来は非バラモン教の自由な立場で出家修行に努める者の総称。強い意志で禁欲生活を送り、閑静な場所で瞑想を行い真理を目指す者であり、釈尊もそうした沙門の一人であった。その有様については、バラモン四住期との関係が指摘されている。


【参考】大正大学仏教学科編『仏教とはなにか—その歴史を振り返る—』(大法輪閣、二〇〇一)


【参照項目】➡沙門


【執筆者:中御門敬教】