「選択口伝口筆」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:28時点における最新版
せんちゃくくでんくひつ/選択口伝口筆
一巻。『選択御口筆』ともいう。聖聡撰。『選択集』に関する聖冏の口伝などを記した書。主に良忠『決疑鈔』一・二所説の事項について、聖冏の口伝、および聖聡の口伝を収録している。本書は、上杉禅秀の乱により瓜連常福寺が荒廃する寸前の、応永二三年(一四一六)四月一九日から五月七日を経て、六月上旬の頃までに成立したと考えられる。
【所収】浄全七
【参考】大谷旭雄「『選択口伝口筆』について」(『聖聡上人典籍研究』大本山増上寺、一九八九)
【執筆者:東海林良昌】