「説法不如法戒」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:27時点における最新版
せっぽうふにょほうかい/説法不如法戒
『梵網経』に説かれる四十八軽戒のうち第四六戒のことで、説法に関するもの。説法者は高座において説法すべきであって、一般大衆のなかに混じって立って説法してはならないという。また聴衆に香華をもって供養せしめ、聴衆は下座して説法者に対し父母に孝順するがごとくにし、また事火婆羅門が師に恭順するがごとくにしなければならないという。説法者がこのように如法できないのであれば軽垢罪に当たるとしてこれを制する。
【参考】石田瑞麿『仏典講座一四 梵網経』(大蔵出版、一九七一)
【執筆者:袖山榮輝】