「清海曼荼羅合讃」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:27時点における最新版
せいかいまんだらがっさん/清海曼荼羅合讃
一巻。観徹撰。清海曼陀羅の解説書。『智光曼荼羅合讃』と合わせ『智光清海曼荼羅合讃』として正徳二年(一七一二)に刊行。浄土三曼陀羅のうち、当麻曼陀羅のみが弘通していることを嘆き執筆される。なお、所依の図は成覚寺本によると考えられる。内容は初縁起、二弁同異、三正釈図と次第し、正釈図の前に変相全図を載せる。正釈図はまず釈外縁として本曼陀羅の特徴である蓮葉の来意と頌銘について観経対応部を中心に述べ、続いて釈中央として『智光曼荼羅合讃』と同様に六項に分け詳説を加える。また、正釈図の後に自跋を附す。
【参照項目】➡清海曼陀羅、観徹、浄土三曼陀羅、智光曼荼羅合讃
【執筆者:朝岡知宏】