「修西聞見録」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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しゅさいもんけんろく/修西聞見録
七巻。咫観輯。清・光緒三年(一八七七)刊行。本書は浄土に往生したとされる人々の実践や霊験の記録を集め、浄土信仰を勧めるもの。目次、序文と七巻からなり、巻一比丘、巻二比丘尼、巻三居士、巻四善女人、巻五童女、巻六雑流、巻七異類に分類されている。序文によれば、著者は同治三年(一八六四)から光緒三年までに友人から寄せられた各種の浄土往生伝記書の事跡を集めて、原文に忠実に編集を行ったという。各原文の著者の名前と出身地もその項目の下に記されている。ほとんどの著者は江南地域の出身であることから、清代の江南地域の浄土信仰の状況を研究するには必須の資料である。
【所収】続蔵七八
【執筆者:陳継東】