雲龍
提供: 新纂浄土宗大辞典
うんりゅう/雲龍
—元禄六年(一六九三)七月一九日。晃蓮社天誉。清浄華院四五世。寛文五年(一六六五)勅請によって清浄華院の住職となった。同一一年に諸堂を修理し、貞享三年(一六八六)四月、京都光照院において後西天皇の皇女寿宮に授戒。また延宝五年(一六七七)六月に霊元天皇の皇女綱宮(紅玉院)、八月に後西天皇の皇子槿栄院、同七年八月に霊元天皇の皇子台嶺院、天和三年(一六八三)一二月に霊元天皇の皇女梅宮(梅香院)、貞享五年(一六八八)四月に霊元天皇の皇女憲子内親王(一宮、台岳院)、元禄六年四月に霊元天皇の皇子徳宮(瑞林院)と、それぞれの葬儀の導師を務めた。同年七月一九日に没した。墓地は清浄華院に現存。
【資料】『清浄華院誌要』(浄全二〇)、『浄源脈譜』(浄全一九)、『陵墓要覧』(宮内庁書陵部、一九九三)
【執筆者:石川達也】