中国山西省代県の西北の地名。「雁門山(別名、勾注山)」には北方異民族の侵入に対する中国側の防衛拠点として著名な雁門関があることでも知られる。廬山慧遠や曇鸞の出身地。なお曇鸞の出身地については、『続高僧伝』六は「雁門」とするが、迦才『浄土論』下には「幷州汶水へいしゅうぶんすい」とあり、諸説がある。
【執筆者:石川琢道】