くじの一つ。参加者の人数分の縦線を引き、それに横線を加えて作ったくじ。もとは一方の端に金額を書き入れ、それを隠して、参加者がもう一方の端を選び、引き当てた金額の金銭を出して、品物を買い、平等に分けるくじであった。「あみだ」とも「あみだのひかり」ともいう。くじの線の引き方が、阿弥陀仏像の後光が放射線状にあるのとよく似ていたことから、あみだくじといわれるようになった。一説には阿弥陀仏の功徳と同様に、平等に分配されるからともいう。
【執筆者:松永知海】