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阿弥陀の光も金次第

提供: 新纂浄土宗大辞典

あみだのひかりもかねしだい/阿弥陀の光も金次第

阿弥陀仏無量光も、金額の多少によって光り方が違うという俗諺。同様のことわざに「阿弥陀の光も金ほど」「阿弥陀の光も銭次第」「阿弥陀も金で光る」「阿弥陀も銭ほど光る」などがある。さらに「金の光は阿弥陀ほど」となれば、金の持つ威力は阿弥陀仏衆生済度の霊力ほどもあるというのである。これは、阿弥陀仏無量光に、金銭の威光が匹敵し、金銭の霊光という意味になる。信仰の一端にも、金銭の威力の大いなる効験をひやかした言い回しとなっている。


【執筆者:勝崎裕彦】