一巻。慧厳述、観随筆録。観随の跋文により、安政四年(一八五七)の成立と考えられる。三衣の着脱と合掌礼拝の作法について一二条を説いた教則本。観随の『蓮門六時勤行式』と合冊されており、本書だけでは流布しなかったようである。
【所収】仏全七四
【参考】大谷旭雄「『蓮門六時勤行式』の編者観随—その足跡と業績—」(『浄土宗日常勤行式の総合的研究』浄土宗総合研究所、一九九九)
【執筆者:郡嶋昭示】