仏像造立の際に用いる大きさの一基準。本来、一般的な人間の身長を指し、当初仏像は釈尊の等身大(八尺)で造られたが、のち、釈尊に対する崇敬が大きくなって超人化されるようになると、その二倍(丈六尺)で造られるようになったという。この場合の「尺」は古代中国(周から前漢時代)の単位で約二二・五センチメートル、日本の尺貫法における「尺」の約四分の三とされる。
【参照項目】➡丈六仏
【執筆者:編集部】