玉山成元
提供: 新纂浄土宗大辞典
たまやまじょうげん/玉山成元
昭和七年(一九三二)—平成九年(一九九七)四月八日。光蓮社徳誉信阿慧学。福島県双葉郡広野村成徳寺に鈴木成雄の次男として生まれる。磐城高校を経て、大正大学に入学、昭和三〇年(一九五五)三月文学部史学科を卒業。同三六年三月高柳光寿の指導のもとに同大学院博士課程を修了し、同年四月同大学文学部講師に就任。同四〇年一一月板橋専称院玉山玄重の養嗣子となり玉山と改姓。同四二年四月文学部助教授、同四八年四月教授に昇任。昭和四三年(一九六八)六月、三康文化研究所研究員に就任。同五二年六月「中世浄土宗教団史の研究」により文学博士の学位を取得。同五四年二月専称院住職。平成五年(一九九三)四月大学院研究科科長となり、同年七月三日まで務めた。世寿六四歳。編著書に『普光観智国師』(白帝社、一九七〇)、『西福寺文書』(続群書類従完成会、一九七七)、『大樹寺文書』(同、一九八二)、『飯野八幡宮文書』(同、一九八三)、『中世浄土宗教団史の研究』(山喜房仏書林、一九八〇)などがある。
【執筆者:宇高良哲】