五巻。巌的述。宝永二年(一七〇五)刊。法然から始まる浄土宗高僧の伝記集。まず知恩院・金戒光明寺・百万遍知恩寺・清浄華院の四箇本山の開基として各寺の由緒を記し、ついで浄土宗の師資相承の意義を問答形式で示している。その後、一巻から五巻まで浄土宗の代々や檀林・本山などの高僧八一人の本伝と一人の付伝を記している。
【所収】続浄一六
【執筆者:野村恒道】