一宗一派に属す弟子のこと。また、一個人および一宗一派の末弟子等としても用いる。『一枚起請但信鈔』序に「其の順寂之時に当て慈誓一編を書して、誠を末従に垂れて、信を澆季ぎょうきに施す…」(浄全九・六三下)とある。「末流」「末弟」と同義で天台・真言をはじめ各宗にわたって用いられる。
【執筆者:米澤実江子】