経典全体ではなく、その中の一部を抜粋して読誦する偈頌の総称。『無量寿経』の中の一偈文である「歎仏頌」「四誓偈」、また『観経』の十六観の中の第九観である「真身観文」などのこと。これらは、日常勤行や各種法要で読誦される。なお『阿弥陀経』も「小経」と表記するが、読みは「しょうきょう」として区分している。
【執筆者:荒木信道】