山口県下松くだまつ市西豊井。麟祥山大蓮院。山口教区№六七。守護大名大内氏により、西福寺という時宗寺院として天文年間（一五三二—一五五五）に建立された。後に、岌翁によって開山されたが時期は不明。大内氏滅亡後、元和三年（一六一七）に徳山藩主毛利日向守就隆の亡母である周慶大姉追善のために再興し、八世乗蓮社貞誉を住持せしめ寺号を周慶寺と改めた。
【資料】『蓮門精舎旧詞』二七、三二（続浄一九）、『浄土宗山口教区誌』三二三
【執筆者：藤本淨孝】
