百万遍知恩寺蔵の法然の御影。『四十八巻伝』一〇によると、法然は高倉天皇や後白河法皇に戒を授けたと伝えられ、そのような法然の様子を描いたものと考えられる。本御影では、法然は合掌して右向きに立つ姿に描かれている。金色の袈裟を身に着けている点が特徴である。
【参照項目】➡法然上人御影
【執筆者:編集部】