仏や菩薩が人々を教化するために作りだした人。仏や菩薩そのものが変化して人の形を取る場合と、神通力によって人を作り出す場合とがある。Ⓢnirmitaなどの訳語で、所化人、変化人などともいう。仏や菩薩が形を変えて人となる場合は、その人を仏あるいは菩薩の化身といい、神通力によって化人を作り出すことを化作けさという。また仏や菩薩のみならず、鬼神などが変化して人間の形となったものを意味することもある。
【参照項目】➡化身
【執筆者:石田一裕】