山形県鶴岡市大山の浄土宗寺院、専念寺で行われていた念仏。阿弥陀仏の光明を一二の徳に分けて讃歎した十二光仏を拝しながら念仏する。毎月二五日の法然の御忌日、十夜法要、五重相伝、通夜の際に僧俗一体となって称えたという。
【参考】佛教大学民間念仏研究会編『民間念仏信仰の研究 資料編』(隆文館、一九六六)
【執筆者:名和清隆】