浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0111A01: | きかな。今にをいては黑谷の正義。淡薄なること一斛 |
Z08_0111A02: | の水に。一升の酪を解かんに。見る時は酪の色に似た |
Z08_0111A03: | りとも。食する時は。その味なからんがごとし。○上人 |
Z08_0111A04: | 七箇條垂誡ニ云ク。可レ停下-止ス未タレ辨セ二是非ヲ一癡人。離レ二聖 |
Z08_0111A05: | 敎ヲ一。非スM(シテ)二師說ニ一。恣ニ述ヘ二私義ヲ一。妄リニ企テ二諍論ヲ一。被レ笑ハ二 |
Z08_0111A06: | 智者ニ一迷中亂スルヿヲ愚人ヲ上事。右無智ノ大天。此ノ朝ニ再誕。 |
Z08_0111A07: | 猥ニ述ヘ二邪義ヲ一。旣ニ同ス二九十六種ノ異道ニ一。尤モ可シレ悲ムレ之。 |
Z08_0111A08: | 已上竹窻隨筆ニ云ク。有下自二-負スル參禪ヲ一者上。輒云ク。達磨不レ |
Z08_0111A09: | 立二文字ヲ一。見性スレハ則休スト。有下自二-負スル念佛ヲ一者上。輒云ク。 |
Z08_0111A10: | 止貴クハ。直下有レ人。何必シモ經典ナラント。此ノ二輩ノ人。有下眞ニ |
Z08_0111A11: | 得テ而作ス二是ノ語ヲ一者上。且ク不二必シモ論セ一。亦有下實ニ無M(シテ)二所一レ |
Z08_0111A12: | 得。而漫ニ言レ之者上。大都不M(シテ)レ通二敎理ニ一。而護二-惜スル其ノ |
Z08_0111A13: | 短ヲ一者也。予一生崇二-尙シ念佛一。然モ勤々懇々トM(シテ)。勸テレ人ヲ |
Z08_0111A14: | 宥セシムレ敎ヲ。何ヲ以ノ故ニ。念佛之說ハ。何レ自リ來ルヤ乎。非ンハ三 |
Z08_0111A15: | 金口ノ所レ宣。明ニ載スルニ二簡册ニ一。今日ノ衆生。何ニ由テ而知ンヤ三 |
Z08_0111A16: | 十萬億刹之外ニ有ヿヲ二阿彌陀一也。其參禪ノ者。藉テ二口ヲ敎 |
Z08_0111A17: | 外別傳ニ一。不レ知ラ下離テレ敎ヲ而參スルハ。是邪因也。離テレ敎ヲ |
Z08_0111A18: | 而悟ルハ。是レ邪解ナルヿヲ上也。饒ヒ汝參M(シテ)而得悟ス𪜈。必須ク二以レ |
Z08_0111A19: | 敎ヲ印證ス一。不ンハ二與レ敎合一悉ク邪ナラン也。是ノ故ニ學フレ儒ヲ |
Z08_0111A20: | 者。必以二六經四子ヲ一爲二權衡ト一。學フレ佛ヲ者。必以二三藏十二 |
Z08_0111B01: | 部ヲ一爲二模楷ト一。已上●(五)聾俗を歎誑する妄說多端な |
Z08_0111B02: | れば。あまねくとふらふにしたがひて。いと▲その心 |
Z08_0111B03: | をみだる。まして經釋に齟齬すれば。心行もす〻みが |
Z08_0111B04: | たかりき。●(六)しかるべき宿緣にやあるらん。今宵 |
Z08_0111B05: | この御堂にまいりあひて。子細に御敎化を承て。極樂 |
Z08_0111B06: | の道にまよはず。安心決定すとなり。○たどるとは。道 |
Z08_0111B07: | をたづねてゆきまよふなり。萬葉ゆふやみは道たと |
Z08_0111B08: | たとし月まちて。かへれわかせこそのまにも見ん。 |
Z08_0111B09: | ●(七)處によりて心かはるなり。是は皆悉の字にて |
Z08_0111B10: | 見るべし。●(八)大聖とは。眞如堂の本尊をさしてい |
Z08_0111B11: | ふなり。○造立形像福報經ニ云ク。佛ハ者大聖人ナリ。爲ニ二 |
Z08_0111B12: | 衆生ノ一說レ法ヲ。已上妙經句解ニ云ク。三乘ノ所證ヲ。名ク二小聖 |
Z08_0111B13: | 人ト一。如來ノ圓極ヲ。名テ爲二大聖ト一。已上●(九)老僧の發端 |
Z08_0111B14: | の言に。いにしへの智者たちの申されしはと。ありし |
Z08_0111B15: | を爰にてたづぬるなり。●(一〇)すでに老僧の說を |
Z08_0111B16: | 聞て。蒙霧をはらす上は。それにをよばねども。●(一 |
Z08_0111B17: | 一)摩訶止觀ニ云ク。挹テレ流ヲ尋レ源ヲ。聞テレ香ヲ討ヌレ根ヲ。已上○ |
Z08_0111B18: | 新後釋敎權中納言公雄おなしくはなかれをわくる法の水。 |
Z08_0111B19: | そのみなかみをいかてくま〻し。●(一二)とりわき |
Z08_0111B20: | 一人に師としつかへ。一義を膠執して聞ところ廣か |