浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0786A01: | の樣なるあり昔は一寺と見へたり其石塔の圖 |
J09_0786A02: | |
J09_0786A03: | 石塔表面の中央に日本淨土宗元祖源空上人とし其左 |
J09_0786A04: | 右に各八名二人つつ並へて四段也を何何上人として彫めり此の中 |
J09_0786A05: | の第一は黑田の聖人なるへけとも文字磨滅して見へ |
J09_0786A06: | ず是故に實名も不知也元祖のは慥に見へたりと石 |
J09_0786A07: | 塔の上寳珠の形にして少し上の方へよせて内を廣し |
J09_0786A08: | て丸く穴を彫りたり遺骨にても納めたる樣子に見ゆ |
J09_0786A09: | る也扨此の文を傳文第廿一卷に載す實に宗門肝要の |
J09_0786A10: | 文也此の書世間に流布して上人の御消息と云へるは |
J09_0786A11: | 是也傳文廿一卷の隨聞記見合すへし |
J09_0786B12: | 越中國光明房へつかはす御返事 |
J09_0786B13: | 此狀傳文第廿九卷六丁に載す彼に云成覺房の弟子等越 |
J09_0786B14: | 後國にして一念義を立てけるを上人の弟子光明房心 |
J09_0786B15: | 得ぬことに思ひて彼の所述の法門をしるして上人に |
J09_0786B16: | うたへ申しけれは其時の御返事也是は上人配國已 |
J09_0786B17: | 後の事にて光明房の申し入れしは承元三年夏の比に |
J09_0786B18: | て勝尾の草庵に御在し時也就此所上人配所にて書 |
J09_0786B19: | き玉ふ一念義停止の起請文あり御傳並に漢語燈に載 |
J09_0786B20: | 之翼賛に注せり并に隨聞記見合すへし○光明房と |
J09_0786B21: | は未詳秘傳抄に光明房と云へるあり若し此人歟 |
J09_0786B22: | 翼賛に出せり○二十丁ほとほととは殆の字なり殆は近辭と註せ |
J09_0786B23: | り俗にやかてさうなおつつけさうなと云ふほとの意 |
J09_0786B24: | 也爰の心はさやうの事はちかちか御尋にも及はぬこ |
J09_0786B25: | ととなり或はやかて問はるるにも及はぬとなり |
J09_0786B26: | |
J09_0786B27: | 正如房へつかはす御文 |
J09_0786B28: | 傳文第十九に載之彼には尼聖如房と書けり此の正 |