浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0787A01: | 如は何人なるか未得檢但し御文躰を見るに尼なる |
J09_0787A02: | へき歟此人は深く上人の化導に歸し偏に念佛の行者 |
J09_0787A03: | なりけるか所勞の事ありて臨終も近つきけれは今 |
J09_0787A04: | 一度上人を見たてまつりたきよし申し入れけれは上 |
J09_0787A05: | 人折節別行のほとなりけれは御文にてこまかに仰せ |
J09_0787A06: | 遣さる其の御文也扨傳文に載するはことの外畧なり |
J09_0787A07: | 此の錄最も具也翼賛并に隨聞記見合せて辨すへし |
J09_0787A08: | ○二十二丁そののちは心ならすと云ふより同帋のむなし |
J09_0787A09: | くまかりすき候つるにと云ふ迄を御傳畧之○二十四丁さ |
J09_0787A10: | れは觀無量壽經と云ふより廿六帋四行目のふかく信 |
J09_0787A11: | せさせ給ふへく候と云ふ迄御傳畧之○それならぬ |
J09_0787A12: | 善根とは念佛一遍の外の善根もと云こと也○二十七丁 |
J09_0787A13: | ○たとひおほくのほとけと云より廿九帋の五行目に |
J09_0787A14: | おはしますへき事にてこそ候へと云迄御傳畧之○ |
J09_0787A15: | 二十九丁もとよりほとけの來迎はと云より卅帋の三行目 |
J09_0787A16: | に心よはくおほしめす事の候ましき也と云ふ御傳畧 |
J09_0787A17: | 之○三十一丁返返もなをなをと云より卅三帋の八行目に |
J09_0787B18: | わひしくこそ候へと云迄御傳畧之○三十二丁かこちとは |
J09_0787B19: | をしてたのみをかくる事にてあまへかかる意なり |
J09_0787B20: | 歸命中本廿四丁相迎下本六丁託の字を書く歸命中末五丁○三十三丁ことはりをや |
J09_0787B21: | 申ひらきとは上件の道理をも言ひつつくるにと云こ |
J09_0787B22: | となり○よにおほくなく候とは文も長長しくなく候 |
J09_0787B23: | と云こと也○骨なくとは骨抦骨相にてことがらと云 |
J09_0787B24: | こと也命終もちかちかなるおりふしに事長長しき文 |
J09_0787B25: | は不調法の樣にも存すれともと云ふ意也○さすがの |
J09_0787B26: | びたるとは命のほどのびたるやらんも存せねばと也 |
J09_0787B27: | ○わびしくとは佗の字にて失志の貌そのほどはから |
J09_0787B28: | ひがたくて志をうしなふ氣味也歸命中本八丁同中末五丁此の外い |
J09_0787B29: | ふぜさはるけなとの註は翼賛并に隨聞に記せり見合 |
J09_0787B30: | せて辨せよ |
J09_0787B31: | |
J09_0787B32: | 禪勝房にしめす御詞 |
J09_0787B33: | 此の僧の事御傳第四十五卷に在り○一度の往生にあ |
J09_0787B34: | てかひてとは此詞は傳文第廿一卷に在り但し全く |