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闘諍堅固

提供: 新纂浄土宗大辞典

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とうじょうけんご/闘諍堅固

五五百年解脱堅固・禅定堅固・読誦多聞堅固・多造塔寺堅固・闘諍堅固)の第五の五百年のこと。釈尊入滅後の二五〇〇年間の仏法のあり方を五分に区切り、時代が経つにつれて仏教が衰えていく様子を示すもの。『大集経』五五には、五五百年が説かれ「次の五百年には、我が法の中において、言頌を斗諍し、白法隠没損減すること堅固ならん」([1]とされ、第五の五百年には、潔白な法が隠没するとある。道綽は『安楽集』上において『大集経』の説示を引用している。『念仏大意』には「いわんやこのごろは、第五の五百年、闘諍堅固の時なり、他の行法さらに成就せん事かたし」(聖典四・三四二/昭法全四〇五)とある。


【参照項目】➡末法五五百年


【執筆者:瀧沢行彦】