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浄土宗義試検課程問題批判抜萃

提供: 新纂浄土宗大辞典

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じょうどしゅうぎしけんかていもんだいひはんばっすい/浄土宗義試検課程問題批判抜萃

松濤舜成纂輯。三巻。明治八年(一八七五)刊。明治初期における浄土宗学則学課正則に規定されている、初課から第四課にいたる論題について法然聖光良忠の章記を本とし、末師の鈔疏を抜粋して参考に資したもの。上巻には第一試として宗義開出・聖浄二門・正雑二行、中巻には第一試として総別安心・治国利民、第二試として四修大綱・一行三昧機法二信・十念異解来迎引接、下巻には第三試として超世発願・界内界外読誦大乗・万徳所帰念声是一、第四試として諸仏証誠・出世本懐・付属仏名三聚浄戒凡入報土について説かれている。石井大宣の序、例言ならびに各巻に誤字錯脱訂正を載せている。


【所収】『明治仏教思想資料集成』三(同朋舎出版、一九八〇)


【執筆者:長尾隆寛】