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即心念仏弾妄録

提供: 新纂浄土宗大辞典

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そくしんねんぶつだんもうろく/即心念仏弾妄録

一巻。性慶義瑞撰。享保一四年(一七二九)九月作、一一月刊。序文に「享保十四年巳酉九月下旬」(続浄一四・一三七下)とある。霊空光謙が『即心念仏安心決定談義本』『即心念仏安心決定談義本或問』の中で取り上げた四明知礼の『観経疏妙宗鈔』の解釈が誤っていることを示し、霊空の妄見をただすために著したもの。内容は霊空の説を引き、それに対して義瑞が二二の凡例を挙げて弾妄している。この書が享保一四年一一月に出版されると、翌年正月に、霊空は『即心念仏弾妄録略箴』一巻を著して反論し、さらに『即心念仏弾妄録細評』一巻を出版して、義瑞の『弾妄録』に対して反駁している。


【所収】続浄一四


【参考】浅田正博「霊空・義瑞『即心念仏』論争考」(『大倉山論集』三四、一九九三)、福𠩤隆善「江戸中期における念仏論争」(『浄土宗学研究』六、一九七二)


【執筆者:伊藤弘道】