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遊芝談

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ゆうしだん/遊芝談

一冊。大我撰。安永二年(一七七三)刊。大我が、普寂の説を指弾して吉水流の正統を主張したもの。内容は、普寂性悪論を邪見とすることに対する論駁ろんばくなど、一七箇条にわたり普寂の説に答える形式で述べられている。しかし、本書が出されたのちも、普寂を師と仰いだ者が『遊芝談』を閲覧してみると全て流言であると言ったので、安永七年(一七七八)、本書に続いて、『続遊芝』を著し、さらに二三の疑惑を指摘して、普寂を批判している。


【参照項目】➡大我普寂


【執筆者:伊藤弘道】