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赦帳

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しゃちょう/赦帳

江戸時代、芝増上寺や上野寛永寺で将軍家の葬儀や法事が行われる際に、受刑者の親類などから赦免願いが両寺に提出され、両寺でその名を記録して寺社奉行に提出した帳簿。新井白石の『折たく柴の記』中に「大法会行わる事ある時に、罪犯せしものの親類等歎申す所を、その道場において帳にしるいて奉る、これを赦帳という」とある。


【資料】新井白石『折たく柴の記』(『日本古典文学大系』九五、岩波書店、一九六四)


【執筆者:𠮷水成正】