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講堂

提供: 新纂浄土宗大辞典

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こうどう/講堂

法を説き、経典を講義するための堂宇。七堂伽藍の一つで、普通は金堂の背後にある。講師本尊に向かい礼盤に座して講じ、衆僧が左右に分かれた席で聴聞する。一山の僧が参集するため、食堂とともに規模が大きい建物となった。飛鳥・奈良時代のものは、正面八間、側面四間が多い。現存する遺構は、奈良時代の法隆寺東院伝法堂や唐招提寺講堂(共に国宝)、平安時代の法隆寺西院大講堂(国宝)、室町時代の教王護国寺講堂(国重要文化財)などがある。江戸初期の延暦寺の大講堂は昭和初期に焼失し再建された。


【参照項目】➡七堂伽藍


【執筆者:伊坂道子】