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西方懺法

提供: 新纂浄土宗大辞典

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さいほうせんぼう/西方懺法

慈円が創始した浄土教儀礼で、円仁作とされる『西方懺悔法』(青蓮院蔵)に基づいている。深刻な懺悔観に特徴があり、罪を滅ぼして往生することを目的としている。建久八年(一一九七)東山双林寺で行ったのが最初。また建仁元年(一二〇一)九月、日吉社聖真子(本地阿弥陀)で門弟を率いて七箇日の西方懺法を行ったことが『四十八巻伝』一五にみえる。法華懺法との組み合わせで行われることが多い。慈円の天台浄土教の性格を知ることができる。


【所収】佐藤哲英『叡山浄土教の研究』資料編(百華苑、一九七九)


【資料】『門葉記』


【参考】奈良弘元『初期叡山浄土教の研究』(春秋社、二〇〇二)、善裕昭「慈円の大懺法院と怨霊滅罪」(池見澄隆編『冥顕論』法蔵館、二〇一二)


【執筆者:善裕昭】