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行舜

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ぎょうしゅん/行舜

久安元年(一一四五)—元久二年(一二〇五)一一月五日。天台宗。上総宰相僧正。藤原光房の子。母は平親宗の娘。聖護院第一〇代の静恵法親王が病を得て、医療を尽くしたが効能が得られず、『大般若経』を徳の高い僧に転読せしめた。その際の『大般若経』転読の高僧としてその名が見える。しかし効なく親王に命終が迫ったので、法然が実昌律師の招きにより念仏往生を勧め、正念往生したと伝える。


【資料】『四十八巻伝』一三(聖典六)、『琳阿本』『古徳伝』(以上、法伝全)


【執筆者:坂上雅翁】