操作

究竟大乗

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:22時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

くきょうだいじょう/究竟大乗

要偈四句の第一句冒頭の語。「大乗仏教の究極の真理」という意。すなわち要偈第一句の「究竟大乗浄土門」とは大乗仏教の究極は浄土門であるということを主張している。この句は三部経の中では『無量寿経』を指し、弥陀釈迦・諸仏の三仏の中では阿弥陀仏を指している。『無量寿経』には諸行を廃し念仏一行をもって本願とされ、また三輩それぞれに「一向に専ら無量寿仏を念じ」(聖典一・二四九/浄全一・一九)とあり、後段に「一乗を究竟して、彼岸に至る」(聖典一・二五八/浄全一・二三)とある。聖光はこの一乗について「今浄土宗一乗は何と云う一乗ぞや。答う、浄土宗一乗は、一向専修南無阿弥陀仏一乗なり。此の行の外に更に余行無し」(『西宗要浄全一〇・一五五下)と述べ、念仏が『無量寿経』に説かれる究竟すべき一乗であるとしている。


【資料】『吉水瀉瓶訣』『浄業信法訣』(『伝灯輯要』)


【参照項目】➡要偈


【執筆者:沼倉雄人】