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「無量寿経講話」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:34時点における最新版

むりょうじゅきょうこうわ/無量寿経講話

真野正順著。昭和三八年(一九六三)七月、大法輪閣刊。『無量寿経』の書き下し文を挙げ、それに沿いながら法話調で解説を述べたもの。従来の浄土往生中心の見方にとらわれず、経典が全体的に考察され、著者の見解が色濃く述べられている。昭和三四年(一九五九)八月から同三七年三月にわたって雑誌『大法輪』に連載されたものを多少訂正したものである。


【執筆者:工藤大樹】


真野正順佐藤密雄共著。昭和三一年(一九五六)二月、河出書房刊。シリーズ「現代聖典講話」四として出版されたもので、浄土宗義と現代性を織りなして書かれたもの。インド、中国、日本における往生思想についても述べられている。共著であるが、実質的には佐藤密雄の手になるものである。後に真野正順の書において自己の見解を示すこととなった。同五六年には佐藤密雄著として改版が、また平成一二年(二〇〇〇)には増補版がともに山喜房仏書林より刊行された。


【執筆者:工藤大樹】