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教階

提供: 新纂浄土宗大辞典

きょうかい/教階

浄土宗教師に対し、布教伝道の業績に応じて与えられる階級。「僧侶分限規程」(宗規第三四号)第四〇条において、上位から正司教司教正讃教讃教正輔教輔教の六等級を定めている。教階の新叙任に関しては「僧階教階及び学階査定に関する規程」(宗規第七八号)第一四条に規定されている。これによれば、教階の新叙任は輔教とし、教師資格を有し同条一~七号に該当する者で、教師からの申請によって叙任される。教階の進叙任については同規程第一五条に、進級は毎一級とすること、現教階叙任後の経過年数と年齢で定められる基本条件を具備し、かつ同規程第一七条から第二一条までの叙任要件に該当する者につき精査の上、相当教階に進叙任すること等が定められている。なお、司教以上への進叙任には功績委員会の議を経ることが必要である。


【参照項目】➡僧階学階


【執筆者:今岡達雄】