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「教家必携文苑説林」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版

きょうけひっけいもんおんせつりん/教家必携文苑説林

吉岡呵成編。明治二二年(一八八九)六月二〇日、同盟書楼発刊。明治中後期を代表する布教吉岡呵成による文例・話材集。山下現有が校閲し序文を添える。洋の東西を問わず、教訓となる宗教家・哲学家の言行を選び、初学者の作文の手本として、また、修身講話の材料となすことを念頭に置いて編集された。本編は上中下の三段に分かれ、上段に冠註、中段に尺牘せきとくとして手紙の文例を、祝賀・贈受・延請・勧慰・邀約ようやくに分類して載せ、下段には釈尊からパスカルまでの四五種の記事、三八の論、五三の説、龍樹菩薩等一三の伝略を配し、「沛雨子曰く」として呵成自らの評を付す。


【執筆者:八木英哉】