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「愚迷発心集」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版

ぐめいほっしんしゅう/愚迷発心集

一巻。貞慶撰。『道心祈請表白』『無常詞』を原材料として、興福寺から笠置山かさぎやまへの遁世(建久四年〔一一九三〕)の後に成立。一切の仏神に対し菩提心がおこるように、真摯に祈願する内容が美文で綴られている。本書で貞慶が当時の末法思想の影響下に罪業観を吐露する点は、法然らの浄土教にも類似するが、仏神の加護を得て修行を積み重ねて往生成仏を期する点は法然と異なり自力の立場である。発心修行を強調した明恵とは、法然を批判した点でも共通する。


【所収】『日本思想大系』一五、高瀬承厳校註『解脱上人愚迷発心集』(岩波書店、一九三四)


【参照項目】➡貞慶


【執筆者:舩田淳一】