操作

後有

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:23時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ごう/後有

来世に受ける生存のこと。Ⓢpunar-bhava。有とは存在や生存の意味であり、後有は死んだ後に生存を受けることを意味する。後生も同義語である。死後、次の生存を受けるのは煩悩を断ち切っていないからであり、煩悩を断ち切った仏や阿羅漢後有を受けることがない。また彼らは後有を受けないのみではなく、「生存が尽き、これより後の生存を受けないこと」を如実に知る智慧をも有するとされる。


【参照項目】➡後生


【執筆者:石田一裕】