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広開偈

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:23時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)

こうかいげ/広開偈

諸仏に対する回向文。「十方恒沙仏じっぽうごうじゃぶ 六通照知我ろくつうしょうちが 今乗二尊教こんじょうにそんぎょう 広開浄土門こうかいじょうどもん」。『観経疏』玄義分(聖典二・四/浄全二・一下)の一四行偈にある。十方証誠諸仏よ、六神通をもって私を照鑑したまえ。今釈迦弥陀二尊の教えに従って、広く浄土門を開かんとの意。開門式や大法要・学術大会講習会などの開白法要浄土門を開く意で用いる。日常勤行式晨朝回向文にも指示がある。また作梵の代用として施餓鬼会葬儀式に節付きで唱えることもある。


【執筆者:巖谷勝正】