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「帰依偈」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版

きえげ/帰依偈

得度式において新発意しんぽっち和上から灌頂を受け、仏を礼拝して称える偈文。「帰依世尊きえだいせそん 能度三有苦のうどさんぬく 亦願諸衆生やくがんしょしゅじょう 普入無為ふにゅうむいらく」。『四分律行事鈔』下四(正蔵四〇・一五〇中)に出る。仏に帰依し、その大慈悲三界の苦を除き、衆生があまねく涅槃を得ることができるように願う意。和上が教えて新発意に称えさせる。『浄土宗法式精要』では偈題を「新発意説偈」とする。『国訳一切経』(律疏部二)の注では「礼仏帰依」とある。


【参照項目】➡得度式


【執筆者:巖谷勝正】