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「四食」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版

しじき/四食

食はⓈāhāraの訳、肉体と精神を保ち続けるための条件のことを意味し、三界にあって肉身を養い保持する世間せけんじきを四種に分け四食と呼ぶ。これに対し、出世間の食に五種あり、合わせて九種食と称する。四種は①段食(色法を体とする飲食物)②触食(苦楽、寒暑等の感覚器官との接触によって作用するもの)③思食(意思の働き)④識食(精神の主体、前三者により身体や生命を維持発達させる)のこと。


【執筆者:南清隆】


出家者は乞食によってのみ食を得ることが正しく(正命食)、それ以外で食を得る生活法を邪命食として禁じる。この邪命食に次の四種があり、総称して四邪命食、略して四食という。①耕作や売薬等によって得る下口食げくじき、②天文や術数等の学問による仰口食ぎょうくじき、③権力や富豪におもねる方口食ほうくじき、④吉凶を占うことによる維口食いくじきのこと。


【資料】『大智度論』三


【執筆者:南清隆】