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吉井泰順

提供: 新纂浄土宗大辞典

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よしいたいじゅん/吉井泰順

明治三七年(一九〇四)二月一二日—昭和六二年(一九八七)一二月二〇日。無上法院信蓮社教誉中阿真覚。現在の佐賀県多久市に生まれる。宗教大学・大東文化学院を卒業して大正大学に奉職後、中国学研究室主任等を経て名誉教授となる。陰陽道や『易経』『三礼』を究めて中国民間信仰に精通し、研究室から学人が輩出した。増上寺執事としては椎尾弁匡を補佐し、戦後の本山復興と本山内における教学および東洋学研究の拠点となる三康文化研究所の建設に尽力した。昭和六二年千葉県柏市行念寺で遷化。八三歳。


【執筆者:宮澤正順】