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信ヶ原良文

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しがはらりょうぶん/信ヶ原良文

大正四年(一九一五)三月七日—平成一〇年(一九九八)一月一日。信蓮社源誉道阿念童。児童福祉活動を中心に活躍した人物。浄安寺(京都府久世郡久御山町)に生まれる。大正大学で学んだ後、昭和二四年(一九四九)五月檀王法林寺二六世住職に就任。同二五年四月寺内にだん王保育園を開設し、乳幼児の福祉教育活動に従事。戦後の生活環境の変化に伴い、日本で初めての夜間保育園を併設するなど、児童福祉の向上発展に対して、常に先駆的な活躍をする。その一方で、大西良慶らとともに京都仏教徒会議を主催、仏教の現代化と仏教精神による平和運動の具現化に尽力する。それらの功績により、平成二年(一九九〇)正力松太郎賞を、同七年勲五等双光旭日章を受ける。共著に『人生読本』(大法輪閣、一九六五)、『二十一世紀へはばたく子ら』(文化出版局、一九七九)。


【執筆者:信ヶ原雅文】