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三部経

提供: 新纂浄土宗大辞典

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さんぶきょう/三部経

各派において教えの拠り所とする三種の経典の呼称。浄土宗においては『無量寿経』『観経』『阿弥陀経』を「浄土三部経」としている。『選択集』一に「三部経の名その例一に非ず」(聖典三・一〇〇/昭法全三一二)とあるように、法華の三部には『無量義経』『法華経』『普賢観経』、大日の三部には『大日経』『金剛頂経』『蘇悉地そしつじ経』、鎮護国家の三部には『法華経』『仁王経』『金光明経』、弥勒の三部には『弥勒上生経』『弥勒下生経』『弥勒成仏経』があることが述べられている。この各三部経の中「法華の三部」に関して、『山家学生さんげがくしょう式』には「初め六年は聞慧を正と為し、思修を傍と為す。…後の六年は思修を正と為し、聞慧を傍と為す。止観業には具に四種三眛を修習せしめ、遮那業には具に三部の念誦修習せしめん」(正蔵七四・六二四中)とあり、比叡山に籠ること一二年間で修学すべき止観業として「法華の三部」が定められている。また、『隋天台智者大師別伝』には、「後に大賢山に詣でて、法華経無量義経・普賢観経を誦し、二旬を歴渉して三部究竟す」(正蔵五〇・一九一下)とも述べられている。


【参照項目】➡浄土三部経


【執筆者:三輪隆就】