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印蔵比丘

提供: 新纂浄土宗大辞典

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いんぞうびく/印蔵比丘

一二世紀末の僧。伝暦未詳。『四巻伝』(法伝全四七八/浄全一七・六二下)によれば建久元年(一一九〇)の秋、清水寺において、寺家の大勧進沙弥であった印蔵は法然説戒を聞き、帰依した。その後、瀧山寺(現・清水寺阿弥陀堂)を道場として能信ら大勢の比丘・比丘尼とともに不断常行念仏三昧を修した。


【参考】『翼賛』一三、五一(浄全一六)、三田全信『成立史的法然上人諸伝の研究』(光念寺出版部、一九六六)


【参照項目】➡瀧山寺能信


【執筆者:南宏信】