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良信

提供: 新纂浄土宗大辞典

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りょうしん/良信

生没年不明。法然の『七箇条制誡』において、元久元年(一二〇四)一一月八日に署名していることから、一三世紀頃の法然門弟であることが知られる。「僧綽空(親鸞)」の前、八六番目に「僧良信」と記す。


【参考】中野正明『改訂増補 法然遺文の基礎的研究』(法蔵館、二〇一〇)


【執筆者:南宏信】


江戸中期の僧。出自は不明、寂年は貞享から元禄の頃(一六八四—一七〇四)に当たると考えられる。あざなは直然。高崎大信寺住持法泉寺珂然の請いにより観徹の『浄宗護国篇』の書記役をつとめた。香衣を賜った僧で、自ら辞世の詞を書きおわるなり合掌して寂した。


【資料】『新撰往生伝』四


【執筆者:田中芳道】