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「室寺」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:34時点における最新版

むろでら/室寺

名古屋市東区泉。谷汲山観音院。尾張教区№三二。美濃谷汲山華厳寺の十一面観音像と同じ木から彫刻したものを、京都御室おむろの柳原に移して谷汲山観音院と名付けたが、応仁元年(一四六七)兵火に遭い、像を仁和寺に移した。さらに像を永正二年(一五〇五)現在地に移し室寺とした。開山は定蓮社心誉久安。その後延宝三年(一六七五)に貞松院(徳川義直の側室)が外祖母の崇福院の菩提を弔うために再建。


【参考】『名古屋市史』社寺編(名古屋市、一九一五)


【執筆者:大田明光】