「称念上人行状記」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版
しょうねんしょうにんぎょうじょうき/称念上人行状記
二巻。玄秀撰。浄土宗捨世派の祖で京都一心院の開山である称念の事蹟を同院四〇世妙阿玄秀がまとめたもの。宝暦一二年(一七六二)四月の玄秀自序、同七月の知恩院前大僧正順真序、明和三年(一七六六)一月の京都乗願寺謙光後序がある。上巻には誕生・剃髪にはじまり、天地庵(現在の天徳寺、東京都港区虎ノ門)の建立、京都専称庵・一心院の草創など二三項目、下巻には諸寺の創建、夢の記、臨終の奇瑞など一八項目の事蹟を記す。
【所収】浄全一七
【参照項目】➡称念
【執筆者:福田行慈】