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「礼浄土十二偈」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版

らいじょうどじゅうにげ/礼浄土十二偈

続高僧伝』六に曇鸞の著作としてその名が伝えられているが、いずれの書を指すかは不明。良栄理本往生論註記見聞』では、十二光仏讃歎する『讃阿弥陀仏偈』を『十二礼』と呼んだのではないかとする説を挙げている。しかし、迦才かざい浄土論』や善導往生礼讃』の中夜礼讃に引用される龍樹造、禅那崛多ぜんなくった訳『十二礼』の偈頌を指すなどの説もあり、現在でも、いかなる書物か不明のままである。


【資料】『続高僧伝』六、良栄『論註記見聞』、迦才『浄土論』中、『往生礼讃』


【参考】藤堂恭俊「曇鸞」(『浄土仏教の思想』四、講談社、一九九五)


【参照項目】➡十二礼


【執筆者:石上壽應】