2018年3月30日 (金) 06:30時点における版
ながぞけん/長素絹
法衣の一種。大会に導師が被着する。丈一身半で裾が長く、裾の左右および背面に襞をとったもので、石帯で腰部を結ぶ。白の生絹で作ったのでこの名がある。のちに緋・紫などの色を用い、生地は精好を使うようになった。七条袈裟などを掛け、下に差貫を着用する。堂内では裾を曳いて歩き、堂外などの庭儀のときは裾を別紐でかかげ、等身大の長さに調節して着用する。裾を短く切り、等身大にしたものを半素絹という。【図版】巻末付録
【参照項目】➡素絹、半素絹
【執筆者:八木千暁】