「打鐘功徳文」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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だしょうくどくもん/打鐘功徳文
鐘を打つときに受ける功徳を説いた文。「若打鐘時三悪道 一切苦悩皆停止 五百億劫重罪 滅降伏魔悪」(『諸回向宝鑑』二・二九オ)。鐘を打てば、地獄・餓鬼・畜生におけるすべての苦しみが止み、五百億劫という果てしない時間を生死輪廻しなくてはならない重い罪の報いがなくなり、悪魔を降伏することができる、の意。「鐘を打つ功徳の文」ともいい、洪鐘を撞くときの功徳を説いた文。『諸回向宝鑑』には出典は「懼阿含経」とあるが、正確な出典は不詳。
【執筆者:斉藤隆尚】